・カバノキ科の花粉に含まれているアレルゲンタンパク「Pathogenesis-related protein 10(PR-10)」と似たようなアレルゲンが大豆にも含まれているために(大豆のPR-10アレルゲンタンパクは「Gly m 4」と呼ばれている)、カバノキ科花粉症患者の一部が豆乳等を飲んだ時に交差反応でアレルギーが発症してしまう可能性がある
・ちなみにGly m 4は加熱や発酵など加工処理で活性を失いやすいという性質があるため、味噌や納豆に比べて加工の程度が低い豆乳ではアレルギー症状が起こりやすくなる。
・花粉のPR-10タンパクと似たようなアレルゲンは大豆以外にもリンゴ、モモ、サクランボ、ナシ、ビワなどのバラ科の果物にも含まれているため、豆乳等によるアレルギーの方の半数以上で、これらの果物を食べたときにも唇がはれたり、のどがかゆくなったりするアレルギー症状(口腔アレルギー症候群)が出る